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MK 103は、ラインメタル・ボルジッヒ(Rheinmetall-Borsig)社製で、第二次世界大戦中にドイツの軍用機に搭載された30mmの口径を持つ航空機関砲である。 重いMK 101の発展型で、対戦車および空対空の2つの目的をもつ兵器である。MK 101と比較してより軽く、より高い発射速度、また、より高い砲口速度を持つことを目的として設計された。 == 機構 == MK 103は、マガジン式のMK 101と異なり、MK 103は多くの弾薬が使用可能なようにベルト式給弾を採用した。MK 103は電気発火式を採用している。 発射機構は、リコイル式のMK 101とは異なり、MK 103はガスとリコイルの複合機構を持っていた。発射後、リコイル式がそうであるように、ガスの圧力で砲尾の開放を行って古い薬莢を排出して次の弾丸を装填する。しかし、品質の良い鋼鉄を使用せず、軽量化された本体はMK 101ほど頑丈ではなかった。そのため、弱装弾HE弾丸を使用すると推進剤の減少により砲口速度が低下(-100fps)し、発射速度は低下したが、それでもMK 101よりまだ発射速度は速かった。 30mm徹甲弾の弾薬は十分な推進剤があり、より速い発射速度で射撃可能であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MK 103 機関砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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